夢キャンコミュニケーター 環境エネルギー・ラボ 2021in せたがやに参加しました!その2

夢キャンコミュニケーターの「やましたはかせ」です!
嘘です、山下です。
今回は次回に引き続き、環境エネルギー・ラボ 2021in せたがやでの参加レポートを書か せていただきたいと思います。

「きれいな水って何だろう?実験をして確かめてみよう!」

10 月 31 日に行われた環境エネルギー・ラボ in せたがや(以下、環境ラボ)では、夢キャンコミュニケーターの私が主体となって水に関してのオンラインイベントを出展させていた だきました…!
実は私、コミュニケーターになってから数年が経ちますが、仲間たちの手伝いに沢山参加してきたものの、自らのイベントというものはやったことがなかったのです。周りの仲間がすごい企画を行っている中、「何となく自分の企画やりたいんだけれどな…でも自信ないし、どうやったらいいのか…」とずっと踏みとどまっていました。 多分見ている皆さんの中でも、「夢キャンコミュニケーターは子ども向けのワークショップをたくさんやっているけれど、企画力たくさんあって凄い人ばかりが集まっているんでしょう?」と思っている方や、「お手伝いはしたいけれど、自分からイベントするのはなぁ…」と尻後む方もいらっしゃるかもしれません。私も実際そうでした。そんな目線から、今回は進んでいきたいと思います。

企画はじめ~準備まで:「なにからやればいいの!?(焦)」

イベントの始まり方といっても夢キャンコミュニケーターでは色々あります。例年行う定例イベントは時期に合わせて準備し、今回は世田谷区の環境ラボ実行委員会の方が主催されるもので、そこに参加させていただく形になりました。他所主催のイベントになるとテ ーマや企画の行い方が元から定まっていたり、メールでのやりとりなどがあったりしますね。
もともと上述していたように、企画をやりたいな…と思いつつも結局できていなかったところに学部関連(山下は環境学部です)の企画が出来そうなお話が舞い込み、私がイベント企画をさせていただくことになりました。夢キャンコミュニケーターでは企画をやる場所というものが時々提案されるので、1から企画を作るのが苦手な方でもやりやすい場所というものと出会えるかもしれません。 参加する場所がきまってからイベント企画を考えるまでは学部の勉強の内容を活かし、「水をテーマにしよう」と進んだのですが、

「スタッフの人数集めって?」「メールのやり取りって!?」「道具ってどうそろえる の!!?」「どうやってイベントまわすの!!!?」

…と、準備段階でわからないことだらけ。すでにイベントをやったことのある同級生や後輩に1からイベント準備方法を教えてもらい、いろいろ学んでいきました。イベント企画といわれると「当日何をやればいいのか」を考えがちですが(もちろん大切です!)、当日に至るまでの準備期間になにをどれだけ準備しなければならないのか考えることの重要さ・大変さを改めて実感しました。スケジュール管理も大事ですね。

うーん、準備って難しい!

特に準備の中、環境系を子どもたちに教えるということで「伝えたいことが科学的に立証されているものであるかどうか」「矛盾したところはないか」といった事実確認及び資料作成というものが一番苦労しました。学習系のイベントでは大事になってきますね。また 45 分のオンラインイベントの中に 3 つの実験を混ぜ込むという密集度の高い内容になってしまったので、まず実験全てが成功するかどうかというプレ実験もものすごく大変でした。
イベントの内容は「泥水のろ過実験」「水と油と洗剤の関係を知る実験」「顕微鏡で川の水 と水道水の違いをみてみよう」という実験を通し、水がきれいになるのには自然が関わっていること、水を大切に扱わないと私たちや未来の世代の人たちが住み辛い世界になってしまうことを子どもたちに教えるものになっています。…実は前日までろ過実験がうまくいかず、手作りのろ過装置に通しても泥水が出てきたことはここだけの内緒です…。 そんなさまざまな大変なことを乗り越えていき、やっとイベント本番を迎えることが出来ました。

ポスターに掲載されたイベント内容

企画当日!:やましたはかせの登場!緊張と不安…

前日やっと実験が成功し、当日本番を迎えるまでリハーサルと道具準備。夢キャンパスのスタッフさんにも見てもらいながら、最終的な調整を行いました。実際リハーサルをして みるとオンラインイベントならではのカメラ位置の調整や、実験道具が見やすいように白いついたてを急遽作ったりなどやるべきだったことが浮き彫りになりました。準備をしていたと思っても完璧な準備というものはなかなかできませんね。
そんなこんなで「え、もう本番!?」。
授業で使う白衣を装備し、あせあせしながら「やましたはかせ」になり切ります。もう本番になれば気合で乗り切るしかありません。画面に映る子どもたちの笑顔が嬉しいですね。 リハーサルにはなかった子どもたちのリアクションややり取りがなんと楽しいことか。45 分2枠連続のハードなスケジュールではありましたが、なんとかイベントを終えることが 出来ました。
イベント終了後のアンケートなども活かし、これからのイベント作成をしていきたいなと思いますね。

原点回帰:企画をやりたいと思う理由って?

夢キャンコミュニケーターの仲間たちや主催の環境ラボ実行委員会の皆様、夢キャンパスのスタッフの皆様のおかげで無事初めてのイベントを終えることができました。
企画をやりたいな…という何となくの気持ちがやっと実現したわけです。
ではこの何となくの気持ちはどこから生まれたのかな、と改めて考えてみると、やはり実際に子どもたちとのやり取りができることなのかなと実感しました。他の夢キャンコミュ ニケーターのイベントのお手伝いをしているときの子どもたちの笑顔を、自分のイベントで生み出すことが出来る。それが何よりもうれしいことなのかもしれませんね。
そしてこのイベントを生み出す過程の中には、他の仲間たちのイベントの積み重ねがあります。こうした仲間たちとコミュニケーションも、企画を作る楽しさに大きく関わってきますね。

そして、もう一つ思ったのが夢キャンコミュニケーターの「夢」という部分です。
私の環境イベントもそうですが他のイベントでのプログラミングや工作など、イベントで は子どもたちと会うのはイベント 1 回きりです。ですが、これらのイベント自体だけを楽しんでもらうのではなく、それから先に子どもたちがなにかの機会で参加してもらったイベントを思い出し、興味や学問につなげていってもらえたら企画者側としてさらに幸せだなと改めて思いました。環境イベントも環境のことを意識し、少しでもこれからの行動や考えにつながるように意識して作りました。子どもたちの夢につながるきっかけを、私たちがこれからも作ることが出来たら良いですね。


そんなこんなで 2 回にわたった少し長めの記事になってしまいましたが、お付き合いいた だきありがとうございます.この長い記事を読んでいただいて、お分かりいただけると思いますが、私がそうであったように、イベントごとに夢キャンコミュニケーターの思いややる気がたくさん詰まっています。
これからのイベントも是非楽しみにしていただけると幸いです… !