入試

理工学部長 新年のご挨拶 都市の先へ。未来のその先へ。

明けましておめでとうございます。

いつも本学理工学部の教育・研究活動に対し、ご支援をしてくださり、ありがとうございます。

都市の先へ。未来のその先へ。

東京都市大学は、工業教育の理想を求める学生達が中心となり、「学びたい」という学生の熱い思いを基に、学生自ら、支援者、先生、校地、校舎を探し求めたことによって創設された、世界に類をみない、学生の熱意が創りあげたユニークな大学です。

このようなDNAを持つ 東京都市大学 理工学部は、2022年度より、「探究する都市大」をスローガンに、さらに飛躍、進化をしていきます。

本学 理工学部の教育・研究活動における最重要拠点である新10号館の工事も、第1期が2022年度、第2期が2024年度中に完了します。これにより、世田谷キャンパスのほぼすべての建物や設備が、最新鋭のものになります。都内の私立理工系大学で最大級の広いキャンパス、ずっと同じキャンパスで学ぶことができ、いつでも教職員や先輩後輩に出会え、サークルなどのつながりも強固な学生生活、かつ、フラットで移動もスムーズなビルキャンパスではない美しく綺麗な建物や設備で、ワクワク楽しいキャンパスライフをお過ごしください。

さらに、都市生活学部や人間科学部が等々力キャンパスから移転し、世田谷キャンパスでは、文理融合の新しい学びが展開されます。こちらも、ぜひ、ご期待ください。

本学 理工学部では、本学の理念やDNAが、SD PBLやゲームチェンジ時代の製造業を切り拓く「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりプログラムなどの統合的な学びに活かされています。これら科目を中心にしながら、幅広い教養と各学科の深い専門性を掛け合わせた人材を育てていきます。

学生の皆様。受験生の皆様。

東京都市大学 理工学部を舞台に、みんなで一緒に協力して、ことや価値を創造し、課題を抽出、解決しながら変化を生み出すことで、社会を変革していきましょう。そして、私たちのわくわく楽しい社会のため、エネルギー・生活 経済・環境 の折り合いをつけるための新しい仕組みや枠組みや価値を創り出し、技術で未来を切り拓いていきましょう!

東京都市大学 理工学部は、社会問題を個々の知識のみで解決しようとするのではなく、物事を俯瞰して捉え、もの、こと、テクノロジー、くらしなど、あらゆるものを、集積し、分析し、つなぎ、掛け合わせ、考え、新たな価値を創り出していきます。サイバーフィジカルDXを駆使して、全体最適解を生み出せる人材を育成することで、豊かな暮らしを創る Society 5.0 の実現に貢献します。 ゲームチェンジ時代で生き抜くために、未来のくらしの仕組みを作るために、自らひらめき、問いを生み出す。そして、みんなで一緒に協力して、ことや価値を創造し、課題を抽出、解決しながら変化を生み出す。豊かな国際性とコミュニケーション能力を持って、技術でイノベーションを起こせる人材を目指します。 さあ、社会変革のリーダーになり、私たちと一緒に未来の暮らしをつくっていきましょう。

2021年度より、「文部科学省 令和2年度 大学教育再生戦略推進費 知識集約型社会を支える人材育成事業」に採択された、ゲームチェンジ時代の製造業を切り拓く「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりプログラムが、機械工学科、機械システム工学科、電気電子通信工学科の3学科よりスタートし、約120名の1期生が元気に学びを進めています。本プログラムは、これまでにない大胆な文理融合と分野横断を実践しながら激動の「ゲームチェンジ時代」をリードできる、幅広い教養と深い専門性を修得するカリキュラムです。

2021年10月には、総合型選抜(1段階)の一環として、当プログラム向けの「学際探究入試」(タイプ1)を行いました。この入試は、評点などの条件を満足し、かつ、「探究総合問題」や「小論文」などから選抜するもので、今年度、初の合格者を出すことができました。また、「学際探究入試」(タイプ2)も行いました。この入試では、ひらめきプログラムに優先参加できるとともに、電気電子通信工学科の「国際イノベーター育成オナーズプログラム」(英語で60単位以上を履修する。)にも優先参加できる学生を選抜するものです。選抜は、評点や英検2級以上の条件を満足し、かつ、英語での15分の面接などにより選抜するもので、こちらも、今年度、初の合格者を出すことができました。初めての「学際探究入試」での学生の皆様の入学を、心よりお待ちしています。

当プログラムでは、2023年度に、理工学部展開(一部学科を除く)、2024年度には、全学展開をしていく予定です。

これから、一般入試を受験される皆様へ。

東京都市大学の理工学部は、従来の教育の枠組みを大きく変える取り組みを行っています。ぜひ、私たちの理念やDNA、学生中心の学びを感じていただき、都市の先、未来のその先を見つめ、学生と教職員が一緒に学び、成長し、前進していければと思います。本学の在学生や卒業された先輩方は、下記のような素晴らしい実績を残されています。ぜひ、東京都市大学、並びに、理工学部の実績をご覧いただければ幸いです。

数字でみる東京都市大学
https://www.tcu.ac.jp/number/index.html

※ ひらめきプログラムは定員がありますが、一般入試で御入学の皆様も、ひらめきプログラムへの参加が可能です。詳細は、ホームページをご覧ください。
※ 2022年度入学生は、機械工学科、機械システム工学科、電気電子通信工学科の3学科が対象となります。

また、「Best Value University」の実現のため、オーストラリアへの留学プログラムや、学部・大学院を接続した「学部・大学院一貫教育プログラム」を推進しています。「学部・大学院一貫教育プログラム」では、学部3年後期からの研究室配属を行い、学部3年後期から大学院の授業を先行履修することができます。また、卒業研究を4年前期までに終え、留学やインターンシップをしたり、修士や博士での早期修了を行うことができる体制を整えています。また、大学院博士後期課程にも進学する学生が増えており、今後、さらに、大学院教育の充実を加速させていきます。

2021年度からは、優秀な人材の大学院進学へのモチベーションを高めるため、「研究プレゼンコンテスト」に学部生も参加できるようにし、1年生からでも研究活動ができる環境を整え、発表する機会も用意しています。また、博士後期課程の学生の研究環境を整備する科学技術振興機構(JST)の新しい事業、「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に、本学の提案する「アジア大洋州地域の発展をリードする次世代グローバル研究者」プログラムが採択され、現在10名の博士後期課程の学生がこの支援を受けて勉学に励んでいます。

このように、東京都市大学の理工学部では、従来の教育の枠組みを大きく変える取り組みを行い、価値を創造できる次世代の、ゲームチェンジ時代を切り拓く社会変革のリーダーを育成していきます。

ぜひ、東京都市大学 理工学部の取り組みと挑戦に、ご支援をいただければ幸いです。

最後に、私の大好きな言葉を記します。

人の上に立つのではなく、人の前に出る人間に。

本年もよろしくお願い申し上げます。

東京都市大学
理工学部長 岩尾 徹

<略歴>

氏  名 岩尾 徹 (いわお とおる)

生年月日 1974(昭和49)年 2月15日(47歳)

出 身 地 神奈川県相模原市

学  歴
1992(平成   4)年 3月 神奈川県立相模原高等学校卒業
1997(平成   9)年 3月 中央大学理工学部2部電気・電子工学科卒業
1998(平成 10)年 3月 同 大学院理工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程修了(早期修了)
2000(平成 12)年 3月 同 大学院理工学研究科電気電子工学専攻博士後期課程修了(早期修了)
(この間に、1998年
 セントラルワシントン大学 ESL Program 修了)

学  位
2000(平成 12)年 3月 博士(工学)(中央大学)

主な職歴
2000(平成 12)年 4月 中央大学理工学研究所ポスドク
2001(平成 13)年 4月 日本学術振興会特別研究員(PD)
(この間に、2001年 テキサステック大学客員研究員,2002年 ミネソタ大学客員研究員。)
2004(平成 16)年 4月 武蔵工業大学 工学部 電気電子情報工学科 講師
2009(平成 21)年 4月 東京都市大学 工学部 電気電子工学科 准教授
2017(平成 29)年 4月 東京都市大学 工学部 電気電子工学科 教授
2017(平成 29)年 4月 同 FD専門委員会委員長、教務委員会副委員長、工学部 教務委員長
2017(平成 29)年 5月 電気学会 電力・エネルギー部門 副部門長
2019(令和 元)年 4月 東京都市大学 教育開発機構 教育開発室長
2019(平成 元)年 4月 東京都市大学 工学部 電気電子工学科 主任教授
2021(平成   3)年 4月 東京都市大学 理工学部長

専門分野
電力エネルギー。Society 5.0 や UEDX(アーバン・エネルギー&エコロジー・デジタルトランスフォーメーション)の実現に向け、サイバーフィジカルDXのを駆使した研究に従事。この他、大電流、高電圧、プラズマ,雷、電力システムに関する研究に従事。電気学会、IEEE,放電学会,溶接学会,CIGRE,日本工学教育協会,関東工学教育協会の各会員。「ガリレオ」をはじめとするドラマや映画などの科学監修多数。ガリレオでは、ひらめきの式を担当。

ホームページ https://hicel.org

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