研究紹介

研究

FPやアクチニド元素の汚染形態の解明


「格納容器構造材等への核分裂生成物の浸透挙動に関する研究」

背景
福島第一原子力発電所事故(以下、1F事故)において核分裂生成物(FP)、その中でも注目される放射性セシウムのほとんどが圧力容器・格納容器等内部に残存し沈着・浸透していると考えられている。また、1Fの廃止措置に伴い、大量の解体廃棄物が発生する(コンクリート廃棄物に関しては約70万トン)と試算されている。これらのことから、合理的な管理(放射能レベルに応じた区分・処理・処分)が求められている。

目的
放射能レベルに応じた合理的な処理・処分
汚染物質(Cs)がコンクリートの中でどこにどれくらい存在するか?
→「Csのコンクリートに対する浸透挙動の定量的観察」
そのためには…
コンクリートに対するCs浸透シミュレーション手法構築
浸透という現象のモデル化とシミュレーションに必要な境界条件拡散係数の獲得が必要である。


中心に骨材、周りをモルタルで構成したもの


コンクリートの浸透に関して、Csの収着試験と拡散試験を行う

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