2月26日(日)「夢のまちを作ろう!」第2弾 イベントレポート🏠

みなさんこんにちは!夢キャン コミュニケーターの梶です。
暖かい日が増えてきましたね♪春服に衣替えを始めている方もいるのではないでしょうか。

さて、夢のまちを作ろう!第2弾のイベントレポートになります。
2022年8月6日〜11日に行われた「夢のまちを作ろう!」第1弾についてはこちらの記事に記載していますので、ぜひそちらもご覧ください。

企画目的

今回は第1弾の企画目的であった「地域を俯瞰的に見るきっかけを持ってもらうこと」に加えて、「都市が住む人の入れ替わりで次々と形が変わっていく様子を体験すること」という思いも込めて第2弾を開催しました。
 第1弾で作り上げたまちに、新たなアイデアやルールを取り入れ、住みやすいまちづくりには何が必要なのかと考えることで、地域を見る視点を変えるきっかけにしようとさまざまな工夫を凝らして企画しました。

当日までに準備したこと

今回のイベントでは、第1弾で作り上げた夢のまちを「もっと住みやすく、賑やかにすること」も目的としていました。
 そのため、花や木、ブロック道や道路シートなどの素材を新たに用意し、さらに、カラーペンも準備して建物や地面などに色を塗れるようにしました。素材を増やしたことで、子どもたちがどんな風に使い、どんなまちに進化するのか楽しみでした!

イベント中の様子

1日かぎりで行われた第2弾では、参加した小学生11人と夢のまちを作りました!参加者は4つの班に分かれ、前半は主にまちづくり計画、後半は制作とわけて行いました。

イベント前半:まちづくり計画

イベント前半では主にまちづくり計画を立てました。
 初めにスチレンボードで家をつくってもらい、その家をどんなまちに置きたいか・どんなまちに住みたいか考えました。4班それぞれでどんなまちに住みたいかアイデアを出し合い、各班で1つの「住みたいまち」を掲げました。🙌✨
 その後、第1弾で策定された「まちづくりイメージ」と、今回各班で出した「住みたいまち」の案を合わせて、それぞれのエリアでどんなまちにするかを改めて決めました。どの班からも自然や緑を求める声が多く集まったのが印象的でした!

 「新まちづくりイメージ」ができた後は、どの班がどのエリアを担当するか決めました。駅に近い場所(4エリア)が人気だったため、じゃんけんで決定!😄
 各班の担当エリアが決まったあとは、「まちづくりルール」決めを行いました。第1弾で挙がった意見も見ながら、新しくルールを加えたり、変更したりしてルールを考えていきました。ふせんに書いた新たなルールを大きな地図に貼りつけ、第1弾と第2弾のアイデアが盛り込んだまちづくり計画が完成しました!

イベント後半:制作

後半では、いよいよ建物作りの開始!建物の高さを気にしながらも、それぞれ作りたいものを真剣に考え、作成している姿が見られました。いろんなお店や橋、森など子どもたちが考える「住みやすくて賑やかなまち」が出来上がっていきました。

 1つ制作が終わるごとに、発表シートに記入しました。何をつくったか・どこに作ったか・工夫したところなどを記録しました!🌳

発表会

最後に、みんなで夢のまちを囲いながら発表会を行いました。保護者や地域の方にも向けて、どんなものを作り、どこを工夫したかを発表する姿は印象に残るものばかりでした。第1弾の時に完成した夢のまちと比べて、色鮮やかで素敵なまちが新たに完成しました。

各班の様子、企画の様子

ここで各班がどのような様子だったか、どんなまちづくり計画を立てたか、 それぞれの班を担当したコミュニケーターの感想から紹介します!

1班

私たち1班は小学生2人を中心に夢のまちを考えていきました。
プランニングの段階では、はじめの住みたいまちを書き出すワークで、二人ともそれぞれテニスコートとサッカー場という運動ができる施設がほしいとの意見や、公園の近くで虫とりをしたいという意見が出たため、まちのコンセプトを「虫がいっぱいいる公園」にしました。またルールを設定する段階では①エリアを担当しました。
まちのコンセプトが「楽しめて必要な物があって自然と合わさった町」であったため、楽しさを演出するために「建物に必ず色を塗ること」や「芝生をたくさん敷く」といったものを既存のルールに付け足していきました。
模型の製作では、冒頭で触れたテニスコートとサッカー場を作成し、そこに大きな芝生を引くことで緑豊かな公園とすることができました。さらに建物や植物が少なく閑散としていたエリアには、周辺エリアの核となる19階建てのビルを建設し、②エリアの大型ビルと対をなすデザインとしました。
また凹みのある地形に対しては、そこを川とすることで、さらに自然豊かなエリアとしました。
(4年 石川さん)

2班

私はこの企画に参加して、子供たちの元気さと好奇心の強さを改めて実感しました。企画準備で建物を作っているとき、ボンドとスチレンボードの扱いになかなか慣れなくて、正直子供たちに当日教えられるか不安でした。しかし、イベントが始まってボードから建物を作るとき、細かく手順を説明する前に作るものを決めてどんどん作業を進めていきました。
僕が担当した2班では、話し合う時間に意見がたくさん出て、建物を作るとき・街を作っていくときにも木などの材料やボンドが想像以上に速くなくなっていきました。休憩時間にも、マスクなどの感染症対策をした上で子供たちと戯れることができ、全体として日常では味わうことのできない時間を過ごすことができました。
(1年 大塚さん)

3班

班の子どもたちはみんな元気いっぱいで、話し合いでも意見をたくさん出していて積極的に取り組んでいました。第一弾のルールを見て新しくルールを作る時、「神社を観光スポットにしたいからこのルールは残そう」「大きなビルを建てたいからこのルールは変更しよう」などと、作りたいまちのビジョンがはっきりとしていて、実際に作っていく際には話し合ったことを実行し、それぞれが思い描いていた夢のまちになったと思います。その日に決まった初対面の集まりの中、子ども自ら「作戦会議するから集まって!」と声掛けをし、決めたルールの中でこれから作っていくまちの方向性について話し合い、みんなで作業を分担していたのが印象的でした。
(2年 宇都野さん)

4班

4班はそれぞれ緊張していたのか、初めは意見を出すことに消極的でした。しかしだんだんと誰かが出した案に対して共感し、より良いアイデアのために話し合う様子が素敵でした!また、案を出し合った後に自分たちでも「現実的だ」というまとめを行うほど、生活に必要なものから考えていくという、他の班とは違った発想力で、まちづくりに真剣に向き合って考えている様子が印象的でした。それだけではなく、まちにあると楽しいものを考えて、第一弾のルールを活かした4班ならではの発想も聞いていて興味深かったです。
小学校に近い2エリアを担当した4班では、「家族が住みやすいまちとは」という視点で考えて、安全のために街頭をつくったり、公園を中心に病院や交番をつくるなど、ニーズに合わせた案を考えていると感じました。それ以外にも映画館や、公園にアスレチックをつくるなど、楽しめる要素も取り入れていて、小学生ならではの気持ちが込められていたまちづくりでした!
(2年 藤浦さん)

まとめ

今回は1日かけて夢のまちを新しく作り上げましたが、参加してくださった皆さんはいかがでしたでしょうか。🌳
 仲間と協力しながら様々な意見を聞いたりルールを決めたりして、お互いに良い経験ができたのではないかと思います。初めはまっさらだった土地が、着々と子どもたちの考える夢のまちを表現できていると強く感じました。
 そして、新たな素材や色を追加したことで子どもたちの想像するまちがさらに具現化できたと思います。今回のイベントを通して私たち夢キャンコミュニケーターも小学生の新しい発想からたくさんのことを学ぶことができました。このように、意見交換をしながら学び合い、視野を広げられるようなイベントをまた行えるように準備をしていきたいと思います!✨